セファロタス(フクロユキノシタ)の育て方・種類・品種【食虫植物】

セファロタス(フクロユキノシタ)の育て方・種類・品種【食虫植物】

セファロタスとは

セファロタス(Cephalotus follicularis)とは、西オーストラリアに自生している食虫植物。1属1種の食虫植物ですが、大きくなるタイプのジャイアント系、真っ黒に染まるエデンブラック等のバリエーションが多く確認されています。

セファロタスの栽培難易度

セファロタスの栽培は簡単で室内でも管理可能。60cm程度のプラケースや衣装ケースを用意したら、中にセファロタスを入れて、LEDライトを一日8時間~12時間&超音波加湿器を用いれば普通に育ちます。LEDライトがなければ、普通に日光に当てても問題ないですが、夏場は30~50%程度遮光したほうがよいでしょう。

湿度を好むので年中多湿にするのがポイントですが、蒸れてくるのでファン等で通気も確保します。

ウツボカズラのように巨大化して栽培スペースを占領することもないので、コレクションに向いています。

また、下記でも記述していますが、セファロタスは見た目で体調のバロメーターが確認できるので、よく観察して管理すれば致命的になることは少なく、初心者でも対応しやすいです。

体調不良の症状

セファロタスを育てていると捕虫袋蓋が閉じる現象が見られますが、実はこの蓋がセファロタスの体調のバロメーターになっています。蓋が完全に開いているときが良好な状態で、蓋が閉じているときは栽培環境が悪い(湿度が低い、水分不足等)ということになります。

ですので、この蓋が閉じない状態を常に維持するのがベストな環境といえます。

セファロタスの種類・品種

セファロタスの種類は、ジャイアント系(ハマーズジャイアント、ジャーマンジャイアント、ジャイアント)、ブラック系(エデンブラック等)等があります。

ジャイアント系

セファロタス ジャイアント

セファロタスのジャイアント系は、「ジャイアント、ハマーズ、ジャーマン」が存在しますが、ジャイアントは成長スピードは速く感じますが、ハマーズは遅いです。ハマーズとジャーマンは価格も高く、安くても1万~2万ぐらいします。

エデンブラック

セファロタス エデンブラック1
セファロタス エデンブラック2

セファロタス・エデンブラックは伝説の品種と謳われている存在。捕虫袋が黒に染まるタイプで観賞価値が非常に高いのが特徴。価格は1株で5万~10万なので、通常タイプやジャイアント系と比較しても10倍ほどの値段に跳ね上がります。

流通が少なく入手は非常に困難。セファロタス・エデンブラックは全種類の中でも、至高にして究極といえる存在でしょう。

なお、栽培条件が完璧だと下記画像のように漆黒の色に染まるようです。

セファロタス・エデンブラック(漆黒)

雑記

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