セファロタス(エデンブラック・ジャイアント系・Cephalotus follicularis Giant)
セファロタス(Cephalotus follicularis)とは
通称 | セファロタス(Cephalotus follicularis) |
代表種 | ジャイアント(Giant) ジャーマンジャイアント(German Giant) ハマーズジャイアント(Hummers Giant) ビッグボーイ(Big Boy) エデンブラック(Eden Black) |
栽培難易度 | 普通 |
自生地 | オーストラリア |
セファロタス(Cephalotus follicularis)とは、オーストラリアに自生している食虫植物の1つ。
1属1種の食虫植物ですが、大きくなるタイプのジャイアント系、真っ黒に染まるエデンブラック等のバリエーションが多く確認されています。
育て方
セファロタスは小型なのでスペースを取らず栽培可能。ウツボカズラなどと異なり、特に癖はないので、一般的な食虫植物の育て方に準じれば問題ないでしょう。
60cm程度のプラケースや衣装ケースを用意したら、中にセファロタスを入れて、LEDライトを一日8時間~12時間、超音波加湿器を用いれば問題なく育ちます。LEDライトがなければ、普通に日光に当てても問題ないです。
体調不良の見分け方
セファロタスを育てていると捕虫袋の蓋が閉まる現象がたまに見られます。実はこの蓋がセファロタスの体調のバロメーターになっています。蓋が完全に開いているときが良好な状態で、蓋が閉じているときは体調が優れない(栽培環境が悪い)ということになります。
ですので、この蓋が閉じない状態を常に維持するのがベストな環境と言えるでしょう。
種類(品種)
セファロタスの種類は色々あり、個体差があると思いますので参考程度に。
ジャイアント系
セファロタスのジャイアント系は、「ジャイアント、ハマーズ、ジャーマン」が存在しますが、ジャイアントは成長スピードは速く感じますが、ハマーズは遅いですね。ハマーズとジャーマンは価格も高く、安くても1万~2万ぐらいします。
捕虫袋の大きさは通常のジャイアントで6cmぐらいが限界ではないでしょうか。7cmや8cmサイズを望むならハマーズやジャーマンタイプでないときついと思われます。



エデンブラック
セファロタス・エデンブラックは伝説の品種と謳われている存在。捕虫袋が黒に染まるタイプで観賞価値が非常に高いのが特徴。価格は1株で5万~10万と通常タイプやジャイアント系と比較しても10倍ほどの値段に跳ね上がります。
流通が少なく入手は非常に困難ですが、育て方は通常のセファロタスと特段問題ないように感じます。しかし、成長スピードはハマーズと同様に遅いですね。
セファロタス・エデンブラックは全種類の中でも、至高にして究極といえる存在でしょう。
セファロタス・エデンブラックの画像
2020.10月画像と比較して、2021.1月の画像は色が濃くなっているので、恐らくこれが完全体の姿でしょう。
栽培方法は特段変えてないですが、急激に寒くなってきてから色が濃くなったので、寒さが重要なポイントですね。したがって真冬でも加温せずに育てると本来の色が付くでしょう。



